毎日が釣り日和。
海まで徒歩3分の空き家で始める、
男の“自由時間”

高知県四万十市へ移住した釣人のインタビューを通して、釣りを中心とした暮らしの魅力や、海沿いの空き家などをご紹介する特設ページです。2025/5/28更新
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INTERVIEW

いつかまた釣りに夢中になれる場所へ

若いころは、早起きして道具を担ぎ、釣りに出かけたものだった。
少し遠くても苦にならず、むしろその道中すら楽しかった。
──そんな経験があなたにもあるのではないだろうか。

しかし、いつの間にか、釣りは「いつかまたやりたいこと」になり、生活の後ろに追いやられていた。

そして50代、定年が見え始めた頃。
ふと、自分の本当にやりたかったことは何だったのかと立ち止まる瞬間がある。
そんなとき思い出すのは、夢中で釣りをしていたあの感覚だ。


これは、自分の時間を取り戻し、釣りを暮らしの真ん中に据えた、あるひとりの男性の選択である。

高知県・四万十市。釣りを日課にできる町

2024年12月に埼玉県から四万十市へ移住した和田康さん(55歳)は、5〜6年前からふるさとの高知へのUターンを意識しはじめた。
第一条件は、海のそばで釣りができること。

釣り番組をYouTubeで見ながら、その想いは年々強くなった。
GWやお盆にはまとまった休みを取り、お試し住宅を利用しては高知の海沿いを車で巡る。釣り場の雰囲気、地域の空気、暮らしの利便性。それらをひとつひとつ、自分の目で確かめていった。

少年時代の記憶がよみがえった

和田さんは高知市で生まれ育ち、20歳で上京。結婚し、娘が生まれ、がむしゃらに働き続けてきた。しかし、いずれ娘が大学を卒業し、就職が決まったらその後は? 
自分の人生の後半をどう生きるかを考えるようになった。

思い出すのは、子どもの頃の釣りの記憶。釣り好きの父が毎週、船で釣りに連れて行ってくれた。夏休みには鏡川でアユやアメゴを追いかけたり、ひとりで須崎市まで自転車で釣りに出かけたりしたこともある。

関東ではその情熱が持続できなかった。海が汚く、釣った魚も食べる気にならない。海まで2時間以上かかる環境では、釣りは“思い出”でしかなかった。

空き家との出会いが、すべてを決めた

四万十市の海沿いにある平屋の空き家を見た瞬間、「ここだ」と感じた。

広い庭、サンルーム、土間、縁側、そして猫が快適に過ごせる日当たりの良さ。釣り道具を洗うにも、魚をさばくにも、これ以上ない環境だった。

向かいにある倉庫には道具をたっぷり収納できる。ブロック塀は猫のお気に入りの場所となり、都会では考えられない景色が日常となった。

南海トラフ大地震のリスクもある地域だが、地元の人に避難ルートや対応を教えてもらった。和田さんにとって、津波は移住を止める理由にはならなかった。

「釣り中心の暮らし」が現実に

今では、休日は必ず釣りに出かける。釣る魚を決めていくこともあれば、目の前の海で、その時釣れる魚を狙うこともある。
 
思うように釣れなければ一度帰宅し、時間やポイントを変えて再挑戦する。近所の釣り好きたちと情報を共有しながら、毎日が釣り日和だ。
 
夜釣りも日課のひとつ。釣った魚はすぐに刺身にし、晩酌の肴となる。YouTubeでお気に入りの釣り番組を観ながらのひとときが至福の時間だ。

人の温かさが、ここにはある

地域とのつながりも大きな魅力だ。ひとり暮らしの高齢者が多いこの地域では、55歳の自分など「若造扱い」だという。釣った魚をおすそ分けすれば、代わりに野菜や文旦をもらう。隣のおばちゃんが手作りのおかずを届けてくれることもある。

中でも印象的だったのは、船を譲ってくれるという申し出だった。近所の高齢男性が、釣りを続けたくても家族に止められるようになり、船を誰かに使ってもらいたいと申し出てくれた。和田さんにとっては、まさに願ってもない話だった。

都会では考えられない関係性と距離感が、ここにはある。

「もっと早く来ていればよかった」

後悔があるとすれば、それだけだという。

55歳、会社ではバリバリ働き、収入もあった。しかし決断して移住した今は、ストレスフリーで、まるで小学生時代に戻ったかのような“わくわく”の中に生きている。

多くの釣り好きが、「いつか釣り三昧の暮らしを」と夢見る。しかしその「いつか」は、ただ待っているだけでは来ない。

和田さんは言う。「後悔したくなければ、早く動いたほうがいい」。

海と暮らす。釣りが日常になる町へ

この町には、海まで徒歩3分の空き家がある。

土間も倉庫も広い庭もある。釣りの道具を広げても、誰に気を遣うこともない。

魚を釣って、その場で捌き、そのまま晩酌に出す。そんな毎日が、ここでは当たり前になる。

もし今、釣りが好きで、いつかそんな暮らしをしてみたいと思っているなら——

今が、動くときかもしれない。

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SEA HOUSE

釣り好きのための空き家

釣りに行きやすい海沿いエリアの空き家です。倉庫や土間付きなど個性の光る空き家ばかり!
No.340 下田
趣のある元茶室。道具置き場として離れも使えます!
No.43 下田水戸
なんと倉庫が3つもある!道具の多い人向け。
No.444 竹島
少し海から離れて津波の心配を少なく!避難道もすぐそこ
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四万十市の空き家が気になる方は下記にご登録の上、お問合せください。
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団体名 NPO法人 四万十市への移住を支援する会
住所
〒787-0027
高知県四万十市中村天神橋32
電話番号
0880-35-2357
メール
iju@chic.ocn.ne.jp
Webサイト
代表者
理事長 乾 哲郎
設立
平成26年12月
アクセス 土佐くろしお鉄道中村駅から
徒歩:30分、タクシー:5分
営業時間
午前8時30分~午後5時
定休日
土日祝、年末年始(12/29~1/3)
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空き家ツアー

第1回空き家ツアーを下田港エリアで開催しました!
空き家の所有者や活用を考えている方など6組8名が参加し、空き家の内覧や周辺環境をじっくり見学。ツアー後のワークショップでは活発な意見交換が行われ、空き家を資源として活かす手応えを感じました。
くわしくはブログ記事へ

次回開催は未定です。